麻木久仁子、2ちゃんねらーと訴訟へ

  • 2011.05.31 Tuesday
  • 18:50
 

●“根回し力”で仕事も復活

 麻木久仁子(48)に完全復活の兆しだ。

 昨年、麻木はAPF通信社代表の山路徹氏の元妻・大桃美代子(46)にツイッターで不倫三角関係を暴露され、ワイドショーの格好の餌食に。さらに山路氏が会見で“貢ぎ癖”をバラしたことで麻木の知性派キャラは崩壊し、「NEWSゆう+」(朝日放送)など7本あったレギュラー番組が激減。「ひるおび!」(TBS)のコメンテーターも無期限休養するハメになった。

 しかし、このままフェードアウトすると思われた麻木だが、“熟女パワー”健在。「2ちゃんねらー」との対決も本番に突入だ。

 今年1月4日、「2ちゃんねる」の掲示板で16歳長女の名誉を毀損したとして、プロバイダー(接続業者)の「浜松ケーブルテレビ」に、住所など発信者の情報開示を求める訴訟を起こし、今月26日、勝訴した。今後、麻木が書き込み主を相手どり裁判を起こすのは確実だ。

 ネットユーザーとケンカするだけの元気がある麻木だけに、「絶望的」といわれた仕事でもしぶとさを見せている。「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)に定期的に出演しているし、クイズ番組のゲストに頻繁に呼ばれ、今月28日も「お試しかっ!&超タイムショック」(テレビ朝日)に出演した。

「麻木は不倫騒動の直後から大物司会者たちに相談しながら、関係各所に復帰の根回しをしてきました。あれだけのイメージダウンをものともせず、バラエティーから声がかかるのはその成果です。東日本大震災の影響もあって、スキャンダルのインパクトも弱まった。コメンテーターとしての復帰のタイミングも模索しているに違いありません」(芸能関係者)

 麻木は「ひるおび!」のコメンテーターは降板したわけではなく、あくまで休養しただけ。来週あたり、何事もなかったかのように、原発問題などを熱く語っていたりして。

(日刊ゲンダイ2011年5月30日掲載)
http://news.livedoor.com/article/detail/5599177/(ゲンダイネット)

君が代起立命令 最高裁の「合憲」判断は当然だ 読売新聞社説

  • 2011.05.31 Tuesday
  • 18:25
 卒業式で国旗に向かって起立し、国歌を斉唱するよう教師に命じた校長の職務命令は憲法に違反しない――。

 最高裁は、そう結論づけた。東京都から定年後の再雇用を拒否された都立高校の元教師が、損害賠償を求めた訴訟の上告審判決だ。

 判決理由をこう述べている。

 卒業式や入学式は、教育上、特に重要な儀式的行事である。式典の秩序を保ち、円滑な進行を図る目的で校長が出した職務命令には必要性と合理性がある。

 妥当な判断である。この判決を機に、教育現場で長く続いている国旗・国歌を巡る処分や訴訟などの混乱に終止符を打つべきだ。

 元教師は「君が代を起立して斉唱することは良心が許さない」と訴えていた。校長の職務命令は思想・良心の自由を保障した憲法に違反すると主張していた。

 しかし、君が代の斉唱は、学校の式典などで広く慣例的に行われている。教師は生徒に国旗・国歌を尊重する態度を教え、自らその手本を示す立場にある。

 職務命令について、最高裁は、「思想・良心の自由を間接的に制約する面がある」とも述べた。だが、職務命令の目的や内容が正当なものであれば、制約は許されるとして合憲の結論を導いた。

 国旗掲揚と国歌斉唱は、学習指導要領が「入学式や卒業式で指導するものとする」と定めているにもかかわらず、一部の教師がこれらを拒否してきた経緯がある。

 東京都は2003年に起立・斉唱を義務づける通達を出したが、違反して懲戒処分を受けた教職員は延べ400人以上に上る。

 判決が指摘するように、公立学校の教師は本来、「法令や職務命令に従わなければならない」ことを自覚すべきだろう。

 折しも大阪府では、橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の府議団が、教職員に起立・斉唱を義務づける全国初の条例案を議会に提出した。

 橋下知事は「府教委が指導を続けても、まだ職務命令に違反する教員がいる」と言う。昨春以降、6人の教師が処分を受けた。そうした状況では、条例制定の動きが出てくることもやむを得まい。

 さらに、9月議会では、違反した教職員の処分基準を定めた別の条例制定も目指している。

 自国、他国の国旗・国歌に敬意を表すのは国際的な常識、マナーである。そのことを自然な形で子供たちに教える教育現場にしなければならない。

2011年5月31日01時18分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110530-OYT1T01108.htm(読売新聞)

西野カナ、USTREAM音楽カテゴリで「全世界一位」の快挙

  • 2011.05.30 Monday
  • 20:04

 

 西野カナ、Twitterでファンと交流 「全世界1位」の快挙達成
 
西野カナ

アーティストの西野カナが5月27日に開催した仮想空間ライブ「カナやんライブなう」が、USTREAM音楽カテゴリで同時間帯視聴者数全世界1位(USTREAM調べ)を記録したことがわかった。

ファンとの交流を楽しむ西野カナ

同ライブはUSTREAM上で生配信されるライブ映像に、ユーザーそれぞれのTwitterアカウントを絡めた史上初の試み。約一週間前にオープンした特設ページには、西野カナの仮想空間ライブを楽しむためたくさんのユーザーが集合した。

ステージがオープンすると、仮想ライブ会場のセンターに設置されたモニターに西野カナが出現。イベントではツイートを絡めた西野カナとユーザーとのコミュニケーションコーナーや、西野カナの呼びかけにツイートで応えるコール&レスポンスなど、仮想空間ならではのコンテンツが展開された。

さらに生ライブでは、西野カナが6月22日に発売するアルバム「Thank you, Love」よりリード曲「Alright」を初披露。ひとたびライブが始まると、実際のライブのような声援がツイートで飛び交った。

「Alright」は大学を卒業し節目を迎えた彼女がファンへの思いをつづった渾身の「エール曲」。ラブソングはもちろん、温かいバラードからアッパーなクラブ&ロックチューンまで収録された西野カナ3枚目のアルバム「Thank you, Love」は、今回のイベントの煽りを受け全世界で聴かれる一枚となりそうだ。(モデルプレス)

■西野カナ3rd Album「Thank you, Love」
2011年6月22日(水)リリース

【初回生産限定盤】
・「Kana Nishino Video Clips 3」 DVD封入(Vide Clip 4曲&Video Clip Making)
・西野カナオリジナル スペシャルグッズ応募ハガキ封入
・スペシャル限定ジャケット
http://mdpr.jp/021140696(モデルプレス)

レディー・ガガ、コンサート・ツアー、実は大赤字

  • 2011.05.30 Monday
  • 19:30
 
レディー・ガガ、派手すぎるコンサート・ツアーが大赤字なことを告白!
何気に赤字なんです……。-レディー・ガガ - Larry Marano / Getty Images
 外出するときの洋服もステージ衣装もド派手なことで知られるレディー・ガガだが、その派手好きなせいで、コンサートツアーが大赤字になっていたことをインタビューで明かした。

 ガガは2009年から2年にわたって「モンスター・ボール」ツアーで世界を周ってきたが、300万ドル(約2億4,600万円)の借金を負うほどの赤字だったという。英フィナンシャル・タイムズ紙のステーヴン・フライとのインタビューでガガは、「コンサートツアーにすべてを投じて、ツアー前半では実際に破綻状態だった。でも、わたしはまったく知らなくて、関係者に電話をして『なんでわたしにお金がないってみんな言ってるの? わたしはナンバー1シングルが5枚もあるのよ! ないわけないでしょ!』と聞いたら、『借金が300万ドルになってるよ』って言われたの」と語った。

 徹夜や雨の中で並ぶファンの存在を知ると泣くほど感動して差し入れをするガガ。周囲は大変だろうが、金儲けよりも、自分の好きなように、持っているイメージを具体化してファンを喜ばせることが人気の理由かもしれない。(澤田理沙)
http://www.cinematoday.jp/page/N0032681(シネマトゥデイ)
日本大学芸術学部ロゴ興行の赤字はプロモーターとプロデューサーの責任。立て直してほしい。
彼女は「表現者」、アーティストなので、持っているイメージを具体化することは自由に、そしてまた奔放でなくてはならない。それを主張し、彼女の表現力を保護してくれるメンバーが今後も必要。そこに委縮や制限があってはならない。

「国際常識を身につけるため、国旗、国歌に敬意を」国歌斉唱時の起立命令は合憲、最高裁初判断

  • 2011.05.30 Monday
  • 17:45
 卒業式の国歌斉唱で起立しなかったことを理由に、退職後に嘱託教員として雇用しなかったのは違法として、東京都立高の元教諭が都に損害賠償などを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(須藤正彦裁判長)は30日、起立を命じた校長の職務命令を合憲と判断し、元教諭側の上告を棄却した。都に賠償を命じた1審判決を取り消し、元教諭側の逆転敗訴となった2審判決が確定した。

 最高裁は平成19年2月、国歌伴奏を命じた職務命令を合憲と初判断したが、国歌斉唱の起立命令に対する合憲判断は初めて。

 1、2審判決などによると、元教諭は16年3月の都立高の卒業式で起立せず、東京都教育委員会から戒告処分を受けた。19年3月の退職前に再雇用を求めたが、不合格とされた。

 同小法廷は判決理由で、卒業式などでの国歌斉唱の起立は「慣例上の儀礼的な所作」と定義。起立を命じた職務命令について「個人の歴史観や世界観を否定しない。特定の思想の強制や禁止、告白の強要ともいえず、思想、良心を直ちに制約するものとは認められない」と指摘した。
その上で、「『日の丸』や『君が代』が戦前の軍国主義との関係で一定の役割を果たしたとする教育上の信念を持つ者にとっては、思想、良心の自由が間接的に制約される面はあるが、教育上の行事にふさわしい秩序を確保するためには合理的だ」との判断を示した。

 判決は4人の裁判官の全員一致の意見で、うち3人が補足意見を付けた。竹内行夫裁判官は「他国の国旗、国歌に対して敬意をもって接するという国際常識を身に付けるためにも、まず自分の国の国旗、国歌に対する敬意が必要」とした。

 1審東京地裁判決は21年1月、職務命令の違憲性を否定したが、「起立しなかったのは1回だけで不採用は裁量権の乱用にあたる」として都に約210万円の賠償を命じた。2審東京高裁は同年10月、職務命令の合憲性を認め、命令がある以上、元教諭は従う職務上の義務があるとして、1審判決を取り消し、逆転判決を言い渡した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110530/trl11053017440005-n1.htm(産経ニュース)

「(不起立は)憲法に認められた範囲の抵抗だと思っていたが、認めてもらえなかった」。国歌斉唱時の起立を命じる職務命令を合憲とした30日の最高裁判決。東京・霞が関の司法記者クラブで会見した原告の元教諭、申谷(さるや)雄二さん(64)は硬い表情で述べた。

 会見には申谷さんを支援する元教え子や保護者らも駆けつけた。申谷さんは「政治的な圧力によって、教育の現場が変わるということはいけない」「私は石原(慎太郎)知事よりもこの国を愛しているという風に自負している」と、起立を義務づけた都政に疑問を投げかけた。

 原告側代理人も「非常に残念」と落胆した様子。平成19年の国歌伴奏をめぐる最高裁判決に続き、原告側が敗訴したことで、係属中の同種訴訟についても「影響は大きく及ぶと思う」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110530/trl11053019490007-n1.htm(産経ニュース)

マライア・キャリーの調査終了 児童保護局

  • 2011.05.28 Saturday
  • 21:27
 
マライア・キャリー、出産後に酒とクスリの疑惑で調査 児童保護局が調査を不要と判断
マライア・キャリーの調査は終了

 

  双子を出産後に病室で酒とクスリを飲んでいた疑いで調査されていたマライア・キャリーだが、疑惑は晴れたようだ。

 マライアが児童保護局の調査対象になったことは、夫ニック・キャノンがトークショーで語ったことで明らかに。「病院で酒とクスリを飲んで大騒ぎをしたという容疑で児童保護サービスが調査しに来たんだ。理解できないよ。病院がそんなことを許すわけがないだろう。ある看護師が、黒ビールのギネスを飲むとイースト菌の作用で母乳が出やすくなるというアドバイスを妻にしたんだ。誰かがそのやりとりを聞いて、いつのまにか妻がビールを飲んでいるという話に変わっていた」と憤慨した様子で語っていた。

 弁護士が同席する中、児童保護局の調査員の質問に答えたマライアは、ギネスを飲んだことを認めたが、医療スタッフから授乳の助けになるとアドバイスを受けたからだとコメント。TMZによると、マライアと面談した調査員は、これ以上の調査は不要と判断し、一件落着となったようだ。
ママになったばかりのマライアに向けられた疑惑に対しニックは、「妻は出産したばかり。そんな状態で調査対象になるなんてかわいそうだ」と気遣うコメントをしていた。(BANG Media International)
http://www.cinematoday.jp/page/N0032660(シネマトゥデイ)

「JAZZ FOR JAPAN」をご存知ですか

  • 2011.05.28 Saturday
  • 19:52
 
【送料無料】CD/オムニバス/ジャズ・フォー・ジャパン〜東日本大震災被災者支援CD〜/VACM-7002[6/1発売]4月5日に「iTunes Store」からダウンロード販売が開始されて以来、「トップジャズアルバム」ランキング上位の常連となっているアルバムがある。3月11日の東日本大震災を知ったアバター・レコーズのCEOであるラリー・ロビンソンが、ロサンゼルスを中心に、アメリカ西海岸で活躍するコンテンポラリー・ジャズ界のトップ・ミュージシャンたちに協力を呼びかけ、二日間で一気に収録したアルバム、『ジャズ・フォー・ジャパン』だ。

  こちらのページに、『ジャズ・フォー・ジャパン』制作にあたってのラリー・ロビンソンのメッセージが掲載されている。その中に、 “実に多くのジャズ・ミュージシャンが毎年日本を訪れている。日本の友人たちは本当にジャズが好きで、ジャズという音楽を、そして、ミュージシャンたちを長い間に渡って支えてきてくれた。” という一文がある。ピンと来ないかもしれないが、実は日本のジャズ好きは世界的に知られているし、その市場は、世界でも最大級のものなのだ。

 ジャズ好きな日本人が困難に直面している現在、何か力になれることはないかと立ち上がってくれたのは、マーカス・ミラー、スティーブ・ガッド、トム・スコット、ケニー・Gといった、そうそうたる顔触れ。私たちが一度は耳にしたことがあるだろう名曲を彼らが演奏したアルバムが、この『ジャズ・フォー・ジャパン』だ。

さて、ダウンロード販売中の『ジャズ・フォー・ジャパン』のCDが6月1日から発売される。そこで今回は、このアルバムに参加しているミュージシャン、そして演奏されている数々の名曲について書いてみよう。

 一曲目の「処女航海」。これはピアニスト、ハービー・ハンコックの代表作で、同名のアルバムは彼の出世作とも言われている。この曲を演奏しているのは、ドラマーのスティーブ・ガッド、サックス奏者のトム・スコット、ベーシストのネイザン・イーストらだ。スティーブ・ガッドとトム・スコットといえば、ユニット「スティーリー・ダン」。『Aja:彩:エイジャ』や『ガウチョ』の、あのサウンドは、彼らなくしては生まれなかったと言ってもいいだろう。

 その彼らが演奏する今回の「処女航海」。ハービー・ハンコックのオリジナルのアレンジはそのままに、全く新しい雰囲気を生み出している。スティーブ・ガッドとトム・スコットの息の合ったプレーもさることながら、ネイザン・イーストの骨太のベースも聴きどころだ。

ちなみに、スティーブ・ガッドとトム・スコットといえば、どうしても聴いておきたいのが『アップルジュース』というアルバム。これはトム・スコットが1981年に行ったライブの模様を収録したライブ盤なのだが、ここに参加しているのがスティーブ・ガッドである。ベースは、当時まだ「若手」と言われていた頃のマーカス・ミラー。いわゆる80年代のフュージョンのおいしい部分がひと通り凝縮されているので、興味のある方は、こちらもぜひご一聴を。

 なお、『アップルジュース』の頃はまだほとんど無名に近かったマーカス・ミラーも、『ジャズ・フォー・ジャパン』では、重要なミュージシャンとして登場している。特に9曲目の「身も心も」では、ベーシストとしてだけではなくバスクラリネット奏者としてもクレジットされており、ピアニストのハーマン・ジャクソンと共に、しっとりとしたバラード演奏を聴かせてくれている。

 「身も心も」は、これまでサックスではコールマン・ホーキンス、ジョン・コルトレーン、ジェリー・マリガン、アート・ペッパー、そしてスタン・ゲッツなど、小欄でもおなじみのミュージシャンらによって数々の名演が残されている超スタンダード曲だが、これら先人たちの演奏と比べても決して見劣りしない出来なので、ぜひ聴いてみてほしい。

意外な二人

『ジャズ・フォー・ジャパン』には、マーカス・ミラーの参加している曲が四曲収録されている。「身も心も」に続いてもう一曲だけ、「ウォーターメロン・マン」をご紹介しておこう。この「ウォーターメロン・マン」も、先ほどの「処女航海」と同じく、ピアニストのハービー・ハンコックによって作られた曲である。「処女航海」がハービー・ハンコックの出世作であるのに対し、「ウォーターメロン・マン」は彼のデビュー作。ブルーノートレーベルに残した最初のアルバム『テイキン・オフ+3』の一曲目が、この「ウォーターメロン・マン」なのだ。
『ジャズ・フォー・ジャパン』でこの曲を演奏しているのは、先ほどご紹介したベーシストのマーカス・ミラーに加え、ギタリストのリー・リトナー、そしてサックス奏者のケニー・Gである。リー・リトナーといえば、5年ほど前に日本人歌手、杏里の再婚相手として話題になったことを思い出すが、『キャプテン・フィンガーズ』という名盤を残し、この『ジャズ・フォー・ジャパン』にも参加しているピアニストのボブ・ジェームスや、前述のベーシスト、ネイザン・イーストらと共に、「フォープレイ」というバンドを結成し活躍をしている、まさにトップクラスのギタリストだ。
そしてケニー・Gといえば、1999年には「累計アルバム売上枚数の最も多いジャズ・アーティスト」としてギネスブックにも掲載されているほどの、売れっ子サックス奏者。『デュオトーンズ』や『ブレスレス』といった代表作は、「スウィート」「メロウ」といった、およそジャズではあまり出てこなさそうな形容詞で評されることが多いのだが、『ジャズ・フォー・ジャパン』で「ウォーターメロン・マン」を演奏する彼は、かなりイケている。出だしからマーカス・ミラーが、ゴリゴリとした骨太のベースサウンドでバンドをグイグイ引っ張っていくのだが、そこに負けず劣らず饒舌なソロで応じている彼の演奏は、とても「スウィート」や「メロウ」といったイメージを感じさせない。
そもそもマーカス・ミラーとケニー・Gが一緒に演奏しているということだけでも、ジャズファンからしてみれば一瞬「?」と思ってしまうわけだが、実際に聴いてみると、不思議とハマッている。イントロからソロ、そしてエンディングに向かうまで、ほとんどがマーカス・ミラーの独壇場となっている中、ケニー・Gがいい存在感を見せてくれているところが面白く、この演奏の魅力であると言ってもいい。

 ちなみに、この『ジャズ・フォー・ジャパン』には「処女航海」「ウォーターメロン・マン」の他に、もう一曲ハービー・ハンコック作曲の曲が収録されている。それが「カンタロープ・アイランド」だ。この曲も前述の二曲と同じく、ハービー・ハンコックのキャリア初期に作曲されたもので、『エンピリアン・アイルズ』というアルバムで最初に演奏されている。今回、この曲を演奏しているのは、ドラムス、パーカッション奏者のアレックス・アクーニャ、ベーシストのアルフォンソ・ジョンソン、そしてピアニストのハーマン・ジャクソンと、クラレンス・マクドナルドだ。巧くラテン風に料理しながらも、オリジナルの空気感を損なわない感じに仕上がっており、非常に聴きごたえがある。

 さて、『ジャズ・フォー・ジャパン』に三曲もの楽曲が収録されているハービー・ハンコックなのだが、自身は参加していない。それがちょっとだけ残念ではあるのだが、本作の完成度が非常に高いことは変わらない。今のアメリカ西海岸のジャズシーンの最先端を走るミュージシャンたち。その魅力が凝縮された本作に耳を傾けながら、彼らの日本に対する熱い思いを感じてほしい。

http://otona.yomiuri.co.jp/mystyle/jazzguide/110527.htm?from=yolsp 
(読売新聞)






欧州 ドイツに続きスイス、脱原発へ

  • 2011.05.26 Thursday
  • 19:33
 スイス政府は25日、福島原子力発電所での事故を受けて、既存原発を段階的に廃止し、他のエネルギー源で電力需要を満たしていくことを閣議決定した。

 福島原発でのメルトダウンはどこでも発生する恐れがあるとの抗議活動を背景に、欧州ではまずドイツが脱原発を打ち出しており、スイスは2番目。スイスのロイトハルト・エネルギー相はベルンでの記者会見で、「政府は原発の段階的廃止を決めた。確実で自立的なエネルギー供給を確立したいからだ」とし、「福島の事故は原発のリスクが高すぎること、そしてこれが原発のコストを高めることを示した」と強調した。

 スイスには5基の原子炉があり、その発電量は全体の約40%を占めている。残りはアルプス山中や河川に設けられた1000カ所以上の水力発電で賄っている。同エネルギー相は、完全な脱原発をいつ達成するのかはまだ決まっていないとしているが、専門家らは2040年ごろに実現できるのではないかと見ている。5基の原発の運転許可は2020~40年に期限を迎える。

 アナリストらによると、福島原発の事故で世論が変わっているため、政府の決定への抵抗は限定的なものにとどまる可能性がある。ただ、政府の決定が最終的なものになるまでに議会での審議が行われ、また、同エネルギー相によれば、国民投票も実施される可能性があるという。

 一方、主要8カ国(G8)サミットのためパリを訪れた菅直人首相は経済協力開発機構(OECD)加盟国の代表の会合で、20年代初めまでに再生可能エネルギーの比率を20%にまで引き上げる新エネルギー政策を導入する方針を示した。首相は、太陽光発電コストを20年までに現在の3分の1に、30年までに6分の1にすると述べた。

 同首相は「日本は再生可能エネルギーをエネルギー供給の柱とすることに全力を挙げる」と語った。今回の発言は、再生可能エネルギーの利用拡大についてこれまでで最も詳細なものだ。

 スイス政府の脱原発決定は同国の電力会社にとって衝撃だった。大手のアクスポ・ホールディングとBKW FMBの両社は新しく2基の原発を建設し、約100億ドル(8200億円)の投資をすることを約束していた。両社は、スイスが高価な輸入電力への依存をやめようとするなら、原発の新規建設が必要だと強調していた。

 アクスポのカーラー最高経営責任者(CEO)は「確実なエネルギー供給に関して言えば、政府の決定は問題をもたらす」とし、政府決定には徹底的な分析が必要であり、最終的に国民投票を実施すべきだと語った。

 1000以上の企業の団体であるスイス機械・電気工学連盟(スイスメム)は、政府決定は「原子力に代われるものがないため、問題がある」と批判、経済団体のエコノミースイスは、決定は同国経済に打撃を与え、雇用を危険にさらすことになると警告した。

【関連記事】
ドイツ、脱原発を加速へ
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_241493(THE WALL STREET JOURNAL)

「AKB48」新曲の初出荷枚数は145万枚

  • 2011.05.26 Thursday
  • 18:02
 「AKB48」の21枚目のシングル「Everyday、カチューシャ」の初出荷枚数が145万枚になったことが、2011年5月24日にわかった。これまで最高だった前作「桜の木になろう」は110万枚だったので、AKB史上最高を記録したことになる。

   このシングルには「22ndシングル選抜総選挙」(第3回総選挙)の投票権が付いていて、投票受け付けも25日から始まった。総選挙は日本武道館で6月9日に行われる。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20110525/JCast_96524.html(J-CASTニュース)

読売新聞 部数水増し訴訟で新潮社に賠償命令 東京地裁

  • 2011.05.26 Thursday
  • 17:51
 販売部数を水増しして不正に収入を得ていると指摘した週刊新潮の記事で名誉を傷付けられたとして、読売新聞社が発行元の新潮社などを相手取り、慰謝料など5500万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であった。村上正敏裁判長は「報道機関としての社会的評価を低下させた」として名誉毀損(きそん)を認定、385万円の支払いを命じた。広告掲載請求は退けた。

 記事は、平成21年6月11日号に掲載。読売新聞の公称部数約1千万部のうち、30〜40%が実際は販売店から読者に販売されず処理されていると指摘。読売側が年間約360億円の不正な販売収入を上げ、不正な広告収入も得ているとした。

 村上裁判長は、記事が引用した購読調査結果について、「正確性に疑問を持たざる得ない面がある」と指摘。「取材経過などに照らして、記事には真実相当性がない」と結論づけた。

 週刊新潮編集部は「判決には納得できないので控訴する」、読売新聞東京本社広報部は「根拠のない記事で当社の名誉を大きく傷つけたことを認めており、妥当な判決」としている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110526/trl11052617220006-n1.htm(産経ニュース)

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